小豆島クライミング紹介
先週プライベートで小豆島に行ってきました。
私は初の小豆島でしたが、暖かで良い気候の中のんびりクライミングを楽しんできました。
吉田の岩場1日、赤嶽1日、拇指岩のマルチ2日(1日1本)と4日間クライミングしました。
登ったエリア、ルートを簡単に紹介します。
吉田の岩場
オートビレッジ吉田の受付でトポを購入できます。両面コピーで5枚の簡単なものですが、250円です。
上側から入って、キューブロックでウォーミングアップ。
小林2 5.9 O.S.。アップにも良いが、1本目が高いので気をつけて。
小林1 5.10b O.S.。最後は左からも登れるが、設定は直上なのだと思う。
雷神 5.11b O.S.。良いルート。何ヶ所が遠いムーブがある。
そしてオリーブロックに移動。トポには載っていませんが東側の面に割と新しいルートの瀬戸内プレゼント(5.13a)があります。ここは日当たりが悪く、少し前に降った雨の影響で湿っていましたが、そこまで影響は無かったです。
これは2回目にR.P.。グレードよりも少し易しめかもしれません。右の岩は届くし普通に立てるのですが、ボルト位置的に無しという設定だと思います。
赤嶽
小豆島クライミング協会の岩場の利用についてを確認してください。
駐車場の利用は300円で、利用申請が必要です。
メインのエリアに着いたらびっくりしたことに数日晴れが続いていたのにボタボタと水がしたたっていて、壁も結構濡れていました。
左端に移動してウォームアップから。
赤嶽はかなり岩が脆く、フリールートでこれだけ脆い岩は初めてでした。礫岩の部分だけが脆くて、上部の安山岩になればしっかりしているのかと思っていましたが、実際には安山岩もかなり脆かったり、ブロック状で落ちそうなホールドがあり、クライマーはもちろんビレイヤーも常に注意が必要です。
ガジュマル 5.10d 慣れない岩質のため最初こそ登りにくく感じたが、だんだんと慣れてくればグレード通りのルート。一カ所これが落ちたら大変なことになるなという岩を掴んだり乗っかったりするが、たぶん大丈夫?
オリーブライン5.11c/d 登りやすくアップにも良いルートだが、出だしのホールドは挟まったブロックで、ボルトも高いので注意。
そしてメインの壁へ。濡れていそうだけどなんとかなるかなと思い、看板ルートのエルカミノ5.13bにトライしました。
これも出だしが脆く、安山岩に入ってからもとれそうなホールドが多い。でもずっとガバ続きで、そこまで悪い所もなく上部まで到達しました。最終クリップをして、かなりレストも出来て、これはオンサイトいただきだなと思ったら、最後の傾斜の緩いところが水の流れ道で全面ビジョビショでヌルヌルで登れませんでした。乾いていればオンサイトできただろうと思うので残念だけど、仕方ないかなー。乾いていれば最後は難しくないのだとしたらグレードはかなり易しいのではないかと思います。
最後に乾いていそうなステイゴールド5.12a。このルートは出だしはフィックスロープを使わずに礫岩の部分を登りますがとにかく脆いので注意。ボルトも効いているのかなあ?安山岩に入ってからもとれそうな岩も多いので注意。これもグレードは易しめに感じました。O.S.。
拇指岩
赤いクラック4P,5.10? どこ出来るかでピッチ数は変わってきますが、私は4ピッチで登りました。細かく切れば6ピッチ。ビレイ点は1ヶ所以外良かったですが、中間支点は古いリングボルトやRCCなどが多いです。カムもあった方が良いです。O.S.。
ダイレクトルート 4P,5.11b これも4ピッチで登りましたが、登り方によりピッチ数は変わります。赤いクラックよりも脆い部分が多いです。また支点もかなりやばいハーケンが多く、グレード構成等総合的に考えると赤いクラックの方が良いルートかなと思います。核心の11bのピッチはグージョンに打ち変えてあり、岩もしっかりしているので安心。O.S.。
両ルートとも頂上から裏に回るとフィックスで降りて歩いて取り付きに戻れます。フィックスを使って岩を降りた後、右にフィックスがある踏み跡があります。そこで降りずにそのまま進むと左から降りるフィックスもあります。両方使ってみましたが、右からの方が楽に感じました。
小豆島でのクライミングは楽しく、島自体も良い所で、観光も楽しかったです。
小豆島での講習会も実施できますので、興味のある方はお問い合わせ下さい。気候的には冬よりの春秋が良いかなと思います。