必要な道具
講習の際は以下の道具をご持参ください。無いものがある方はご相談ください。
・クライミングシューズ
これがなくてはクライミングはできません。
きついシューズが登りやすいですが、最初はあまりきつすぎると痛くて登るのが嫌になってしまいます。我慢できる程度のサイズにしましょう。
クラックやマルチピッチを登る場合は、0.5~1サイズ大きめが良いです。
瑞牆や小川山などの緩傾斜の場合は少し硬めの靴が登りやすいです。
・ハーネス
フリークライミング用のハーネスをご用意ください。フリークライミングは墜落が前提となっています。沢登り用などの簡易的なもの(シットハーネス)だとぶら下がった際にひっくり返ったりして危険です。
実際に履いてみて体に合うものを購入しましょう。
・ビレイデバイス
ATCに代表されるチューブ式が基本です。グリグリなどのアシストブレーキ式もありますが、最初はチューブ式が良いでしょう。
HMS型の安全環付きカラビナとセットで使います。
・ビレイグローブ
ビレイや懸垂下降の際に使用します。クライミング用の革製のもので、指先が覆われているもの(フルフィンガー)が良いです。
・チョークバック
滑り止めの粉(チョーク)を入れて腰にぶら下げます。手の入れやすいものであればなんでも良いので、気に入ったデザインのものを選びましょう。
・ザック
道具一式を入れて歩きます。40~50リットルが使いやすいでしょう。
・雨具
フリークライミングは雨の時には登りませんが、急な雨に備えて持つようにしましょう。
また、寒い時に羽織る事もあります。上下別れている透湿性のある登山用のものが良いです。
・ヘッドライト
帰りが暗くなってしまった時のために。登山用のLEDタイプが良いです。
・防寒着
クライミングエリアは市街地よりも気温が低いことが多いです。また、風が吹くと思いのほか寒いです。
・テーピングテープ
13mmは指の皮がむけてしまった時にあると良いです。
38mmと25mmはクラックルートを登る場合は必須。
写真は左から13mm・25mm・38mmです。
ジョンソンアンドジョンソンのものは剥がす時に痛くないです(粘着力は少し弱め)。はがれにくいのはニチバンです。
・ヘルメット
落石の危険があるエリア(城ヶ崎・城山など)やマルチピッチでは必須です。
それ以外のエリアでも被ることを推奨しています。
クライミング用のものでフィット感の良いものを選びましょう。
・飲食物
好きな食べ物・飲み物を。
水分は最低1L(夏場は1.5L)は必要です。
マルチピッチで持って登るのは350~500mlのペットボトルが良いです。
・トポ(ルート図)
そのエリアが載ったトポ(ルート図)を持って行きましょう。
・着替え
夏場は汗をかくので着替えがあると良いです。
また、雨の心配がある時は車に着替えを置いておくと安心です。
まれにクライミング中に服が破れることがあります(特にワイドクラックの場合)。特に電車で来る方は着替えがあると安心です。
・服装について
夏場など汗をかく場合は乾きの良いものがいいです。
クラックを登る場合は、擦れるので肌の保護のために長袖長ズボンが良いです。
特にワイド系を登る時は分厚い生地の服だと痛くないです。
擦れて痛むので、大事な服はやめておきましょう。
・その他
健康保険証:いざという時に病院で受診する際に必要です。
常備薬もお持ちください。
あると良い道具
これらの道具は講習時はこちらで用意します。
が、ゆくゆくは必要となる道具です。自分の道具を使いたいという方はご持参ください。
また、購入する際にどれが良いか迷う場合は講習時にご相談ください。
・ボルトルートの場合
クイックドロー・スリング・安全環付きカラビナ・ロープ・ロープバッグ
・トラッド(クラック)の場合
クイックドロー・スリング・安全環付きカラビナ・ロープ・ロープバッグ・カム・ナッツ・ナッツキー・ギアラック
・マルチピッチの場合
クイックドロー・スリング・安全環付きカラビナ・ロープ・カム・ナッツ・ナッツキー・ギアラック・PAS等のセルフビレイ用スリング