クラッククライミングの聖地!

Mountain Projectは情報量が多く役に立ちます。
行く前にSender Filmsの「Return 2 Sender」を見ると気持ちが盛り上がって良いのではないでしょうか?!

ここで記載しているグレードは「INDIAN CREEK: A CLIMBING GUIDE BY DAVID BLOOM」のものです。この本ではマイナス・ノーマル・プラスの3段階になっていて、幅が広いです。
手の厚さや指の太さで登りやすさは大きく変わるので、細かくつけても意味がないという事なのかもしれませんが、ルート名の後ろに体感グレードも書いてみました。【】で囲んである部分です。

Supercrack Buttress
アプローチ:Supercrack Buttress・Donnelly Canyon・Battle of the Bulge Buttressはインディアンクリークで最もメジャーなエリアです。
舗装された大きな駐車場があり、駐車場にはトイレがあります。
Supercrack Buttressへはトイレ左側の踏み跡をたどって行きます。

Supercrack(5.10,30m)【5.10c】

インディアンクリークで最初に登られたラインらしい。
クラックに入るまでが悪いので気を付けて。
クラックに入るとひたすら青キャメ。手が大きい人にはとても快適なんだろうと思う。

Coyne Crack(5.11+,21m)【5.11d】

緑キャメ~赤キャメぐらいのルート。
手の大きさでだいぶグレードが変わってくると思う。

Donnelly Canyon
アプローチ:Supercrack Buttressと同じ駐車場。トイレの反対側ぐらいにアプローチはこっちという看板がある。

Binou’s Crack(5.9,15m)

コーナーを登る。ワイドっぽいムーブも出てきて楽しい。

Chocolate Corner(5.9,18m)

ハンドがバシバシ効いて気持ち良い。とても良いルート!

Generic Crack(5.10-,36m)【5.10b】

基本的には黄色キャメぐらいで快適。ところどころでクラックが広くなる部分があり、ワイドっぽいムーブが核心か。

Battle of the Bulge Buttress
アプローチ:Donnelly Canyonと同じ所から入り、途中で左に曲がる。駐車場からSwedin-Ringleが見えるが、そこを目指すつもりで行けば分かると思う。

The Cave Route(5.10+,24m)【5.11a】

写真栄えのするルート。コーナークラックで赤キャメがずっと続く。

Swedin-Ringle(5.12-,15m)【5.12a】

緑キャメ~黄色エイリアンまでだんだん細くなっていく。
終わり方が中途半端で終了点へのクリップが悪い。

Power Wall
アプローチ:Scarfaceと同じ駐車場に止めて、Scarfaceよりも10mぐらい南側の踏み跡をたどる。

Power Line(5.12,16.5m)【5.12c】

紫キャメ~黄色エイリアンのルートだが、紫キャメパートが核心。
サムカム能力が試される。

Scarface Wall
アプローチ:トポを見れば分かるはず。

Unnamed(5.10-,12m)【5.10b】

Scarfaceの3本左。見た目よりも難しい。

Scarface(5.11-,21m)【5.11a】

看板ルート。このグレードでは割と登りやすい。

Reservoir Wall
アプローチ:トイレのところの駐車場か向かい側の駐車場に止めて歩く。

Pente(5.11-,48m)【5.11b】

看板ルート。長くて充実の1本。

Cat Wall
アプローチ:Bridger Jackへ行く道の反対側にゲートがあり、そこから入る。が、僕らの車(コンパクトカー)では無理そうだったので、トイレの所に車を止めて歩きました。車高が高い車なら奥まで入れると思う。ひとつ北側のゲートから入って、Cat Wallの西側に止めて上がる道の方が車高が低くても平気そうに見えた。

9 Lives(5.11+,36m)【5.11c】

長く、美しく、充実するルート。
途中レッジがあって座って休めるので長さは核心にならない。

Broken Tooth
アプローチ:トポを見れば分かるはず。ここの道は割と良い。

Rock Lobster(5.11,33m)【5.11c】

下部は黄色キャメサイズが続き超快適。
上部で緑キャメ~紫キャメとだんだん細くなっていくところが核心。
サムカム入門?

Broken Tooth(5.12-,30m)【5.12a】

下部のワイドっぽい所が悪い。クラックの中が広くなっているのでプロテクションもちょっと不安。
中間部で穴の中に入ってレストした後にハング越え。そしてシンハンド(核心)。

The Fin
アプローチ:Broken Toothと同じ駐車場。

No Beggin(5.9,15m)

出だしがちょっと悪いけど、そのあとは快適

Flight Time(5.12-,15m)【5.12a】
綺麗なフィンガークラック~フェースムーブ。

Brother From Another Planet(5.12-,24m)

ルーフからが実質のスタート(ルーフまでは10-くらい)。
アメリカンドリームな足先行ワイドクラック。ルーフ抜け口が核心。

Second Meat Wall
アプローチ:SuperBowlキャンプ場から一つ南側のダートを入る。
DAVID BLOOMのトポの地図は間違っていて、一つ目の分岐は左で、二つ目の分岐を右。であとはまっすぐ。道が悪いので、僕らは道路から歩いた。まあまあの車なら一つ目の分岐までは入れると思う。
駐車場まで30分ぐらい。駐車場から30分くらい。
Evening Ecstasy(5.9+,21m)

快適なハンド~フィンガー~クラック乗り移り

Top Sirloin(5.11,35m)【5.11c】

人気ルート。コーナーに永延と赤キャメが続く。

X-tra Lean(5.12-,20m)【5.12b】

Top Sirloinの右のルート。
フィンガー中心だけど、変化があって楽しい。

T-Bones Tonight(5.12-,30m)【5.12b】

コーナーにシンハンドが続く。綺麗。

Family Home Night(5.12,30m)【5.12c】

下部はちょっともろい感じで嫌な0.5サイズ。
中間のフェースセクションは易しいけど、ちょっと緊張。
上部は#0.5~0.75~1のシンハンドでパンプする。

Cliffs of Insanity
アプローチ:Super Bowlキャンプ場へ入る道の向かい側の道を入る。
車高が低い車だとゲートに止めて歩くことになる。(駐車場まで1時間ぐらい)駐車場から岩場基部までは20分ぐらい。

Broken Brain(5.12,36m)【5.12b】

出だしのフィンガーはちょっと悪いし地面が近いので注意。下部はそんなに難しくない。
上部は黄色キャメ~赤キャメ~緑キャメ~紫キャメとだんだん細くなる前傾クラック。
出し切れる素晴らしいクラック!!!

The Wall
Learning to Fly(5.13,18m)があるエリア。
登れなかったけど、アプローチだけ書いておきます。
Cliffs of Insanityと同じ場所から入り、最初の分岐を左に曲がり、あとはずっとまっすぐ。行き過ぎなんじゃないかな?というぐらい行った頃に分岐があるので、右へ。
ここもコンパクトカーでは不安だったため歩いたが、駐車場まで1時間ちょっと。駐車場からは30分ぐらい。

Optimator Wall
アプローチ:トポを見れば分かると思う。
4*4Wall方面との分岐を曲がってすぐの場所の道が悪かったので、歩いた。
駐車場まで30分ぐらい。駐車場から30分くらい。

Brodie Machine(5.9,18m)

もたれかかった岩を登る。トポだと#0.4~2を2個ずつと書いてあるけど、#1~2が3こずつが良いと思う。

Anunnaki(5.12-,15m)【5.11d】

前傾したジグザグクラック。インディアンクリークでは珍しい感じ。
ジャミングではなくてホールドで解決できる部分も多いので、フェースメインの人でも登りやすいかもしれない。

Road Soda(5.12-,18m)【5.12a/b】

シンハンドとオフフィンガー。
終了点右上にカラスの巣があって、ちょっと怖かった。

Double Bock(5.12,21m)【5.12b】

紫~緑キャメサイズが核心。上部は快適。

Way Rambo
アプローチ:トポを見れば分かると思う。Cottonwoodキャンプ場の辺りで川を渡るが、車高が低い車だと駄目なときもあるかもしれない。

Way Rambo(5.12-,30m)【5.12a】

2回折れ曲がる珍しいクラック。
赤キャメと緑キャメを良く使う。

インディアンクリーク情報(2018年秋時点)

ソルトレークシティーからモアブまで車で4~5時間程度。モアブから岩場・キャンプ場が1時間程度です。
国内線に乗り継いでグランドジャンクションの町まで行く方法もあるようです。モアブまでは車で2時間程度で行けて楽かもしれません。

Mountain Projectはルートやアプローチの情報が載っていて役に立ちます。

Creek Pastureキャンプ場・Super Bowlキャンプ場はどちらも予約なしのSelf Registrationです。
初めて行った2012年秋は無料でしたが、2017年春は1サイト1泊5ドルでした。
今は1サイト1泊15ドルのようです。最新情報はrecreation.govを見てください。
キャンプ場の値段がだいぶ高くなってしまったので、人数・期間によってはMoabの町での宿泊も良いのではないかと思います。

キャンプ場はメインの車道からすぐでコンパクトカーでも問題ないし、綺麗なトイレもあります。
週に1回程度清掃やペーパーの補充もあり、サイトにはテーブルもあって快適でした。
水はありません。
Creec Pastureの方がサイト数が多いですが、Super Bowlの方がサイトが広かったです。

買出しはMoabの町(Moabの町までは1時間ちょっと)のCity Marketでしました。
隣にはGear headsというアウトドアショップがあり、たいていの山道具はここで揃います。
店内には飲用可の水もあり、タンクを持っていけば無料で水がもらえます。(タンクも売っています)

また、並びにコインランドリーがあり、ここではWifiが使えます。
City Marketよりインディアンクリーク側にVillage Marketというスーパーがあり、こちらは少し高めですが、総菜系は少し安いです。
Moabの町にはもう一軒Paganという山道具屋もあります。
僕らは水を貰う関係でGear headsを使っていましたが、近いからこちらものぞいてみると良いと思います。
品揃えはGear headsの方が良いです。

シャワーはLazy Lizard Hostelで$3で入っていました。 時間制限がないのでここが一番安いのではないかと思います。Wifiも使えます。
宿泊はかなり安いので、長期泊まるなら良いかもしれません。クライマーがいっぱい泊まっているようです。

車はコンパクトカーで行きましたが、車高の高い車なら入れたのに…と思いながら車道を歩くことが何度かありました。歩けば何とかなりますが、お金に余裕があれば時間を節約できます。
また、191号線沿いではスピード違反の取締りをやっているようで、つかまっている人を何度か見ました。
聞いた話だとMonticelloの町の入り口ではよく取り締まりをしているそうです。

トポは僕が行ったときはSharp End PublishingのINDIAN CREEK A CLIMBING GUIDE BY Dabid Bloomというのがあり、結構良かったです。が、カム情報が結構適当で、信じるとつらい目にあうこともあるかもしれません。いまはこの本は無くなっている?ようで、Sharp End Publishingから新しくCREEK FREAK: Indian Creek Climbsという本が出ているようです。この本の著者印税は100%Access Fundに寄付されるそうです。